製作にあたって、「ああしたい、こうしたい」というのはあるんですが、使用している素材の強度や完成時の重さの制限など色々と考えた中、いまの構造がベスト(限界)かと思っています。
という事で、強度アップ版の製作が完成を迎えたので、本日スイムテストへ行ってきました。
完成したものがこちらです。
先日塗装したやつにコーティングして、すべてのパーツを取り付けました。
真鍮プレートの取り付けをスプリットリング式に変更しています。
もう一つ変わったところが真鍮プレートを取り付けるアイも真鍮プレートで作っているところです。
ここは、ステンレス線で作るかプレートを使うかで悩みました。
ステンレス線でも50kgは耐える事が出来たのですが、アイの変形とアイとルアー本体の間に僅かに隙間が発生します。
真鍮プレートを使った場合は、見た目には特に問題は発生していません。
ただ、ステンレス線を使った場合に比べて製作に凄く手間が掛かります。
どちらにしようか悩んだのですが、強度アップ版を作っているのに強度を妥協してしまっては意味がない気がしますので真鍮プレートタイプに決定しました。
見た目で少し気になるのは、スプリットリングが間に入った事によってプレートと本体との隙間が広くなってしまった事ですね。
それでスイムテストの結果ですが・・・
まあ、合格といっていいかなと思います。
アクションに違いは無かったです。
ただ、重さが少し重くなったからか羽根の初期設定ではスローに巻いた時が少し弱くなったかなとは思いますが、わずかな違いです。
これは、羽根の設定を好みに合わせてスローよりに調整すればいいので問題は無いでしょう。
調整してテストしましたが、かなりスロー(私の中ではデッドスロー)でもきちんと動きます。
元々、Crazy-HiHiの開発時のコンセプトのひとつが【調整次第で色々な速度に対応できること】ですので、これから外れてしまっていたらボツでしたが、その辺はちゃんと引き継がれています。
という事で・・・
強度アップ版はこのタイプで完成としたいと思います!
はぁ~
結構大変でした…
型も外側用で2個、内部用で5個作り直していますしね。
原型用のレジンキャスト、シリコン型はシリコンと出費も半端なかったです(笑)
型が出来たらサンプル制作でレジンキャストに発泡ウレタンにフィラーも大量に消費・・・
上手くいかな過ぎて、生まれて初めて夢でうなされる体験までしましたね(笑)
これが産みの苦しみというやつか!!
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