発泡ウレタンを使ってハンドメイドルアーを作ろう

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発泡ウレタンで作るハンドメイドルアーの作り方

今回は発泡ウレタンを使ってルアーを作る方法を説明します。
発泡ウレタンを使ってルアーを作る場合は必ずシリコン型が必要です。
前持って準備しておいてください。

以前書いた記事です。参考にして下さい。

準備するもの

作業を始める前に必要なものを準備します。

  • 作りたいルアーのシリコン型
  • 発泡ウレタン(30倍)
  • ウレタンキャスト(ウェーブ レジンキャストEX)
  • フィラー(中空ガラスバルーン)
  • 締金具
  • 紙コップ
  • 割りばし
  • 測り(最低でも0.1g単位)
  • ステンレス線(アイ用)
  • ガン玉(ウエイト用)

シリコン型にアイとウエイトを設置する

まずは発泡ウレタンを流し込む前に、シリコン型にステンレス線(アイ)とウエイトを仕込みます。
アイは基本的に3カ所の場合が多いと思いますが、3カ所分割しても1本で3カ所(貫通式)作っても、どちらでもいいです。

上の画像が分割、下が貫通式。

分割の方が位置合わせの必要が無い為ステンレス線の曲げ作業は楽ですが、ウエイトの位置調整が面倒くさいです。
貫通式は分割の逆で曲げ作業は面倒くさいですが、ウエイトの位置調整はやりやすいです。強度も上がります。

バス程度だと分割式でも強度は十分です(ルアーの大きさにもよる)


それぞれウエイトを付けてみたところです

分割式はウエイトを付ける場所が少ないので、違う場所に付ける場合は少し工夫しないと付けれませんが、貫通式だと好きな位置に簡単に付ける事ができます。


セット出来たらシリコン型2つを合わせます。
合わせたらシリコン型を光に透かして見てみます。

透明シリコンを使用して型を作った場合、このように光に透かして見ると各パーツがずれていないか確認することが出来ます。

締金具にシリコン型をセットする

合わせたシリコン型がずれないように締金具にセットします。

シリコン型は柔らかいので、締め付けすぎに注意して下さい。締めすぎると型が変形してしまい、中の製品も歪んでしまいます。
かといって、ゆるく締めると発泡ウレタンを注入した際に漏れてしまう可能性があるので、これも注意が必要です。

このように隙間が空いていると発泡ウレタンが漏れ出して失敗しますよ。

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発泡ウレタンとレジンキャストを混合する

今回のルアーでは、
発泡ウレタン(30倍)主剤3g、硬化剤3g
レジンキャスト 主剤8g、硬化剤8g
フィラー(中空ガラスバルーン)1.2g
を使用します。
混合比で発泡率が変わるので、作るルアーの大きさやタイプで変更してください。



まずは、発泡ウレタンとレジンキャストの主剤同士を混合します。
測りを使って正確に測定して混ぜて下さい。

レジンキャストの主剤8gを入れる。
(写真の表示は5gですが8g入れました。)

発泡ウレタンの主剤を3g入れます。

次に混ぜ合わせた主剤にフィラーを入れます。

フィラー(ガラスバルーン)

玉になったりしないように、割りばしなどでしっかりかき混ぜて下さい。
この段階では、まだ発泡は始まらないの慌てずにとにかくしっかりとかき混ぜて下さい。

次に主剤の入った紙コップに、レジンキャスト(8g)と発泡ウレタン(3g)の硬化剤を入れて素早くしっかりかき混ぜます。
この作業はスピードが大事です。
のんびり行っていると混ぜている最中に発泡が始まってしまい、型に注入することが出来なくなります。
この作業中は写真撮影できないため画像はありません。

各液ごとに、測りをリセットして重量を出来るだけ正確に測定してください。
あまりに不正確だと硬化不良を起こして失敗してしまいます。

シリコン型に発泡ウレタンを流し込む

シリコン型にレジンキャストと発泡ウレタンを混ぜたものを流し込みます。

流し込み直後

ここでスムーズに流し込めない場合は、流し込みが不十分なまま発泡が始まってしまい失敗してしまいます。
流し込めずに失敗してしまった場合は、スムーズに流し込めるようにシリコン型の湯口や空気の抜け穴を広げて再チャレンジしてください。

すぐに発泡が始まります。

発泡中
発泡ウレタン発泡中
発泡中動画

あふれてきますの下になにか敷いておかないと大変なことになってしまいます。
シリコン製のマットかポリプロピレン製のトレーなどが使いやすいと思います。
新聞紙などで使い捨てでも構いませんが、下に染みない厚みで使用してください。

完成

15分から30分くらいで型から取り出せる硬さに固まっていると思います。

型を開けてみたところです。
最初はここが一番感動するところですね(笑)
取り出してみて気泡などが残っているところは空気が抜けにくいところですので、その場所に新たに空気穴を作って逃げ場をつくってあげます。


型から取り出して余計な部分を取り除きました。

PL(パーティングラインといって型の継ぎ目の事)の跡が残っているので、これをペーパー掛けなどで目立たないように仕上げれば完成です。


最初は、発泡ウレタンとレジンキャストの混合比を色々と変えて作ることになります。
混合比を変えることによって浮力が変わりますので、自分の理想の浮力になる比率を見つけてください。


以上、自己流ですが発泡ウレタンでルアーを作る方法を紹介しました。
興味を持たれた方は参考にしてみてください。

初めて発泡ウレタンでルアーを作る方におすすめ

ここまで、自己流の発泡ウレタンの使い方を説明してきました。
しかし、初めて発泡ウレタンを使用してルアーを作る場合は、次の商品を使用した方がいいと思います。

有限会社ライガさんの【ルアーキャスト(R)・スターターキット】です。

私も、初めはこれで製作していました。
一通り必要なものはこれで揃います。

単品でも販売されているので、なくなったら補充可能です。
単品購入の場合は、好きな倍率(4種類)を選んで購入可能です。

私のやり方との違いは、ライガさんの商品の場合は初めから浮力(発泡率)が調整された発泡ウレタンのみを使用して製作できることです。
(私の場合は、発泡ウレタンと無発泡のウレタン (レジンキャスト) を混ぜて使用しますので作業の手間がかかります。計測しながら2種類(4液混合)のウレタンを混ぜ合わせるので、作業があわただしくなります。)

しかも、通常販売されている(私が使った事のある)発泡ウレタンは粘度が高すぎて型に流し込むのは難しいですが、ライガさんの発泡ウレタンは粘度が低くサラッとしていて型にスムーズに流し込むことができます。
シリコン型を使用して流し込む場合は、この粘度が非常に重要です。
金型などを使用して、機械で圧力をかけて注入できれば問題ないのでしょうが、個人では無理です。
シリコン型に流し込む場合は、重力頼みなので粘度が高いと流れていきません。
湯口や空気穴を極端に大きくしなければいけなくなります。

私が30倍という高発泡率の発泡ウレタンを使用しているのもこれが理由です。
無発泡のウレタン(レジンキャスト)は、発泡ウレタンに比べて粘度がかなり低いです。
その為、発泡ウレタンと混合する際に無発泡のウレタン(レジンキャスト) の割合を増やせば粘度を低くすることが出来ます。
発泡ウレタンの倍率が高いと、少量でもそれなりに発泡してくれるので30倍を使用しています。

話がそれてしまいましたが、ライガさんの商品のメリット、デメリットを書いておきます。

メリット

  • 一通りの物が揃う。(スターターキットの場合)
  • マニュアルが付属しているので、初めての方でもわかりやすい。 (スターターキットの場合)
  • 倍率が調整してあるので使いやすい。(4種類)
    ルアーキャスト04
    浮きなどに使う、硬質の発泡ウレタン程度の軽さになるが、きわめて柔らかく、
    強度が弱いので、小型のルアーでどうしても浮力が必要な場合などに向いている 。
    ルアーキャスト05
    バルサのように柔らかく、また浮力に富んでいるが、衝撃に弱いので大きなルアーには向かない。
    塗装をしっかりした方が良い。
    ルアーキャスト06
    ヒノキのように比重は若干高めか普通であり、硬さも普通で、一般的なルアーでは扱いやすい。
    ルアーキャスト07
    サクラ程度の浮力の無さは、素材に密度があり硬いということなので、
    海などで使う大きめのルアーなどに向いている。

    ライガさんの商品ページより抜粋


デメリット

  • 価格が…高い
  • 発泡倍率を微調整できない。

これは、あくまで私の場合のデメリットです。人によっては問題ないかもしれません。


注意事項

ここで紹介したやり方は、完全に自己流ですので本来の使用方法から逸脱している可能性があります。
参考にされる場合は御自身の判断でお願いします。

今回使用した器具材料購入


コメント

  1. 回答いただきありがとうございます。

    わかりました!参考にしてやってみます。

  2. こんばんわ

    質問失礼します。
    針金の曲げがとても綺麗ですがどのように加工していますか?

    自分も針金を曲げてアイとかを作っているのですがもんちさんみたいにうまく加工できません。
    厚かましいですが教えてもらえるのであれば教えてほしいです。すいません。

    • ハシモトさん
      こんばんは

      コメントありがとうございます。

      綺麗と言って頂けて、嬉しいです
      (^^)

      ご質問の曲げの部分はアイの所のことですよね?
      Uの字ではなくて、閉じた形状にしたいということかな?
      違ってたらごめんなさい。

      私は特別なことはやっていないので参考になるかは分かりませんが、それでもいいでしょうか?

      私はドリルの刃の無い部分を使って手で曲げた後に、針金が滑って動かないようにしっかりドリルに押さえ付けてプライヤーで挟んで閉じるだけですね。

      針金は軟質ステンレス線を使っています。
      曲げ加工は硬ければ硬いほど難しくなるので、特に理由がない限りは軟質を使った方が良いです。
      もし、ハシモトさんが硬質のステンレス線を使っているのでしたら軟質で試してみて下さい。

      プライヤーは、挟む面にギザギザがついたタイプが滑りにくくて使いやすいと思います。
      私は釣り用の先の曲がった小さいプライヤーを使っています。
      先が細くて短い方が使いやすいです。

      お伝え出来そうなのはこのくらいですね。
      長くなった割に、あまり参考に出来そうにない内容で申し訳ないです…

  3. 回答ありがとうございました。

    参考にしてルアー作成をしてみます!
    ありがとうございました!

    これからもルアー製作頑張ってください!

  4. 丁寧な返答ありがこうございます。

    あと一つガラスバルーンは強度とかの問題で必要なのですか?
    ガラスバルーンを入れないで作ったりするのは難しいのでしょうか?

    • ガラスバルーンを入れる目的は、私の場合は強度アップとキメの細かい均一な発泡をさせる目的で使用しています。

      こういった添加剤はフィラーといって色々な物があります。
      ガラスバルーンでなくても、タルクやタンカル等でも大丈夫ですよ。
      私は比重の軽さ、発泡の綺麗さ、混ぜやすさでガラスバルーンを使っています。
      添加剤の比重の違いは完成したルアーの重さにも影響するので作るルアーによって使い分けても良いと思います。

      必要かと言われれば、私の4液混合して作るやり方の場合は必要です。
      発泡が凄くバラつきます。
      発泡している部分としていない部分が出来たりしますね。
      発泡している部分も凄く荒くて不均一です。

      発泡ウレタンのみ(2液)で作る場合も入れるのが望ましいと思います。
      入れない場合は発泡が細かく無いので強度はかなり低いです。
      ミノーの様な細い形状だと手で簡単にへし折れてしまいます。
      魚が掛かっても負荷が掛からないような付属パーツなら入れなくても大丈夫かもしれません。
      (それでも入れた方が良いとは思いますが…)

  5. こんばんわ

    クオリティの高いルアーですごいですね。
    僕もハンドメイドルアーを色々試行錯誤して作ってます。

    液の配合で気になったことがあるので質問させてください。
    レジンキャストの液A,B材とウレタンフォームA,B材4液すべて配合して流し込むのでしょうか?

    レジンキャストA+B=8g ウレタンA+B=3gの配合でしているのでしょうか?

    厚かましくてすいません、可能であれば回答お願いします。

    • タケルさん
      コメントありがとうございます。
      4液の配合ですが
      レジンキャスト:AB各8g(合わせて16g)
      発泡ウレタン: AB各3g(合わせて6g)
      で配合します。

      ただこれはルアーの大きさや求める浮力によって配合は色々試してから決定します。

      レジンキャストAB同量
      発泡ウレタンAB同量
      は守って下さい。
      硬化不良を起こす場合があります。

      質問は全然厚かましくないですよ。
      私に答えれることなら、むしろ大歓迎です。