シリコン型とUVレジンを使って、市販ルアーのようなカッコいいリップを作る

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ハンドメイドルアーのリップの作り方にも色々ありますが、私はシリコン型とUVレジンを使って作っています。

ハンドメイドルアーの場合は大体、ポリカーボネートかサーキットボードを使うのが一般的だと思います。

リップの調整もし易いので、それはそれでいいのですが、たまには市販ルアーのようなカッコいいリップを作ってみたいと思いませんか?

発砲ウレタンを使うのが前提にはなりますが、シリコン型とUVレジンを使えば簡単?に出来ます。

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シリコン型の準備

私は、CNCフライス使って下の画像のような、シリコン型を作っています。

このような原型とシリコン型です。

CNCフライスを使った作り方は、以下を参考にしてください。

①から⑨まであるので、ちょと長いです。
興味のある方だけどうぞ。

CNCフライスを持ってない方は、作りたいリップの形状込みのルアーを手作業で削り出して下さい。
その際、木で作ってもいいですがコーティングをしっかりと行ってください。
木目が残っていると、型に木目が付きます。
木にシリコンが染み込んで原型を外しにくくもなります。
ただ、コーティングを繰り返すとエッジがぼやけてしまうので、気になる場合は別の材料で作りましょう。

エッジを活かしたい場合は、樹脂などを使った方がコーティングも要らないので、エッジがぼやけたりせずに綺麗に仕上がると思います。
ただし、切削性は悪くなります。

リップの部分は、完成時に透明にしたいので表面の仕上がりはツルツルにしてください。
ざらざらした仕上がりだと完成時に透明感が損なわれます。

ここで作るのは型取り用の原型ですので、材質は加工さえ出来れば何でもいいですよ。
好みに合った物を使用して下さい。

シリコン型を作ったことのない方はシリコン型 両面取りで検索すると作り方が沢山紹介されているので、そちらを参考にしてください。

シリコン型を作る時に、下の画像のようにリップのつけ根にUVレジン用の湯口を作成します。

シリコン型の画像では見えにくいかもしれないので、原型の画像も載せておきます。

こんな感じでリップの付け根に湯口を設けています。
中途半端な位置に湯口を設置すると、空気が抜けにくくなるのでスムーズに空気が抜けて行くような位置に設置して下さい。

アイ(ステンレス線)のセット

リップをルアー本体と固定するためにステンレス線を利用します。
リップにアイがある場合と、リップとアイが別々の場合で少しセットの方法が変わります。

リップにアイがある場合

リップにアイがある場合は、リップの中をステンレス線が通ってルアー本体まで繋がるように作成します。

リップとアイが別の場合

アイとリップが別々の場合は、新たにリップ用にステンレス線を追加します。
このように、リップ部分に少しはみ出るようにステンレス線をセットします。


発泡ウレタンで製作

まずは、発泡ウレタンを使用して普通にルアーを作って下さい。
当然、リップの部分も発泡ウレタンで作られますが、気にしないで下さい。

発泡ウレタンを使用したことがない方、以下を参考に。


こんな感じで、リップ部分まで発泡ウレタンが行きわたっています。
形は市販品の様なリップですが、透明ではないですね。
この後、透明化するための作業を行います。


完成したルアーのリップ部分を削り落とす

下の画像に様に、リップの部分だけ削り落とします。
この後は、普通に塗装していきます。


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塗装

とりあえず、好きなように塗装します。

塗装終了!

塗装が終わったら、軽くクリアーでコーティングして下さい。
この後、シリコン型に戻すのですが塗装面のままだとシリコン型から外す時に塗装がはがれる場合があります。
がっつりとコーティングする必要はなく、塗装面とシリコン型が触れない程度で構いません。

ルアーをシリコン型に戻す

塗装、乾燥まで終わったルアーを再びシリコン型へセットします。
ムニュムニュさせながら型へ密着させてください。



反対側の型を合わせます。



締金具にセットします。



UVレジンを注入

後は、UVレジン用の湯口からレジンを流し込むだけです。

流し込む前にノズル内の空気をしっかりと抜いてください。
ノズルを逆さまにして、指で容器を潰して空気が抜けるまで押し出してください。



空気を出し切った後は、押し出している指を緩めず湯口にノズルの先端を突っ込んでください。
さらに容器を潰して、型の中へUVレジンを注入していきます。
注入中は絶対に指を緩めないで下さい。
空気が混ざる原因になります。



空気の抜け穴からUVレジンが出てくるまで注入します。
出てきたら、ゆっくりとノズルを引き抜きます。



後は、紫外線を照射して固まるのを待ちます。
時間は環境で違うので何とも言えないですが、今回は15分照射で固まっていました。


型から取り出して完成

固まったら型から取り出します。
今回は、撮影のためUVレジン注入時に指を緩めたりしたので空気が入ってしまっています。
注入時は、一気に流し込むようにしてくださいね。
うまくいけば、空気の入ってない綺麗なリップが出来上がります。



いらない部分をカットします。

型から出した状態だと少しくすんでいる場合がありますが、この後のコーティングでクリアーを塗れば透明になります。

後は、通常通り目玉を付けて最終コーテイングをすれば完成です。


コーティングまで終わったところです。
型から出した時は、少し白っぽかったリップが透明になっています。
ちょっと、気泡が目立っていますね…
焦らずに、しっかり空気を抜いて注入すれば気泡はかなり減らせます。



リップ越しに見える文字もはっきりと見えるくらい透明です。





どうでしたか?
型さえあれば、結構簡単にできますよね。
最初は、市販ルアーをそのまま複製してみてもいいと思います。(楽ですし…)

好みは人それぞれですので、ポリカーボネートやサーキットボードで作ったリップの方が好きという方もいるでしょうが、たまにはこういうを作ってみるのも楽しいのではないでしょうか。
なんとなくグレードアップした気になれますよ。

注意

シリコンは必ず透明タイプを使用してください。

シリコンは結構高価ですので、テスト品には向きません。
従来の方法でリップを作り、スイムテストを行ってリップの形状や角度を決定してから型を作った方が無駄が無くていいですよ。
型を作ってから、泳ぎが気に入らなかったとなるとシリコンが無駄になってしまいます。

市販ルアーを複製する場合は、売ったり人に配ったりしてはダメですよ。
自分使用に限定して下さい。

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