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小型CNCフライスを使ってルアーの原型を作る方法⑧CAM編(Fusion360)|NCプログラムの作成

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前回、次は実際の加工と書いていましたが、肝心なことを忘れていました。
CAMで最後にすること…
そうです、NCプログラムを作成するのを忘れていました。

ですので、今回はFusion360を使ってNCプログラムを作成する手順を説明していきます。


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NCプログラムを出力したい工程の選択

私の場合は、使う刃物ごとにプログラムを分けて出力しています。
その方法でのやり方を説明していきます。


まず、同じ刃物の工程を選択します。
複数ある場合は、シフトキーを押しながら選択すれば複数選択できます。

選択された状態でポスト処理を行います。
初めて使用する場合は、少し設定が必要になるのでその説明もしていきます。

ポスト処理

NCプログラムとは、NCコードというもので記述されたプログラムの事です。
ただ、どの機械も全く同じと言う訳ではないので、このポスト処理を使用して自分の機械に合ったプログラムを出力できるようにします。
その為の編集がすこしだけ必要です。

編集といってもFusion360に登録されている機械に中から自分の使用している機械を選択するだけです。


【ポスト処理】をクリック



矢印の所をクリックすると機械の一覧が表示されます。
その中から自分の機械を選択します。

一覧にない場合は、購入した機械を販売しているメーカがFusion360用のポストファイルを提供していれば、それをインストールする必要があります。



私の機械はオリジナルマインド製のKitMill Qt100ですが、一覧にはありません。
オリジナルマインドさんからFusion360で使用できる、KitMill用のポストファイルが提供されているので、それをインストールする必要があります。


セットアップをクリックします。



【カスタムポストライブラリを使用】をクリック



インストールする場所が表示されるので、それと同じ場所に提供されたポストファイルを手動でインストールします。



インストールが完了すると、自分の機械のポストファイルが選択できるようになります。
選択できない場合は、一度Fusion360を再起動する必要があるかもしれません。



出力先フォルダを指定します。
これは、自分の好きなところで構いません。
設定しなくても、後で保存先を選べます。

これで、設定は終了です。

【ポスト】をクリック

保存先とファイル名を入力する画面が表示されるので、指定してあげて【保存】を押せば作成されたNCプログラムが保存されます。

他の刃物も同じように繰り返し作成していきます。
全て終わればCAMでの作業は終了です。

最初だけ少し面倒ですが、機械の登録などは一度設定すれば機械の変更がない限り設定の必要はありません。



次は、本当に実機での加工になります。


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