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シリコン型と電子レンジでオリジナルワームを作る

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使い古しのワームや、使ってみたが気に入らなかったワームはどうしていますか?
捨てていますか?

もし捨てているなら、もったいないですよ。
シリコン型(石膏型でもOK)と電子レンジさえあれば簡単に、自作のオリジナルワームとして再利用できます。

ハンドポワードワームですので、1面のみフラットになってしまいます。
あまり細かいパーツがあるワームも難しいと思います。


シリコン型の作り方はこちら

オリジナルワームの型取り
最近、自作シャッドテールは使い古しを補修しながら使っていました。しかし、どれもこれも限界になってきたみたいです。残りも2個しか無いです…そろそろ、自作シャッドテールの型を再制作しなくてはいけないと思って型を再制作しました。以前、電子レンジで...


準備するもの

電子レンジ(食品と兼用不可)
シリコン型(石膏型)
紙コップ
割り箸
軍手

ワーム(使わないもの、捨てる予定の物で可)
防毒マスク(屋内作業の場合はあった方が良い)

これだけです。
型だけ手間はかかりますが、それ以外は簡単に入手できます。
電子レンジも安いものは3000円台から購入できますので、専用の物を準備して下さい。

注意

ワームを電子レンジで加熱すると、物凄く臭いです。
体に害があるかどうかは分かりませんが、凄く害がありそうな臭いが発生します。

屋内での作業は、健康の為にも換気と防毒マスク、家族の了承は必ず必要です。
出来れば屋外作業が望ましいです。
電子レンジも食品で使用するものと、兼用はしないで下さい。
加熱して溶かすのでやけどにも注意して下さい。


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準備

まず、電子レンジで溶かす予定のワームを、細かくカットして紙コップへ入れます。
出来るだけ細かくカットした方が溶けやすいです。
ここで軍手も装着しておいてください。
軍手は、紙コップが熱くなるのでやけど防止です。
準備はこれだけです。



こんな感じで細かくカットします。

電子レンジへワームを入れて加熱する

ワームの入った紙コップを電子レンジへ入れます。
その時、回転する部分の端の方へ置くようにします。
これは、電子レンジが何回転したか分かりやすくする為です。

電子レンジの時間設定は、最大時間か数十分くらいに設定しておいてください。
何分で取り出すとかでなく、途中で溶け具合を見ながら作業するためにこのように時間を設定しておきます。
時間設定がダイヤル式の方が使いやすいと思います。

電子レンジで違いがあると思いますが、私の場合は500Wの設定で
最初5回転して扉を開けて取り出して確認。
割りばしで少しかき混ぜる。
その後、1回転ごとに確認、かき混ぜる。(最後は半回転の場合もあります)
ワームが完全に溶けて、サラッとした感じになったら終了です。


やりすぎると焦げて赤く変色します。
臭いもひどくなってしまいますよ。

ラメなどを追加したい時は、この段階で混ぜ込んで下さい。

2個目以降を作る際は、最初に溶かしたワームがまだ熱いので2,3回転で最初の確認を行います。


5回転目で確認したところです。
溶けたところと溶けていないところがあります。
これをかき混ぜて溶けたワームが全体にまぶさるようにして再び過熱します。



再加熱1回転後に再び取り出して確認。
全体的に溶けたように見えますが、割りばしで混ぜて確認すると、少しだけゴロゴロした部分が残っています。
粘度もまだサラッとしたところまでは、いっていないのであと1回再加熱します。



さらに電子レンジで1回転させたところです。
上の画像より少しサラッとした感じになっているのが分かりますか?
この辺は、混ぜている時の感覚で判断するしかないですね。


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型に流し込む

電子レンジから、溶けたワームを取り出して割りばしで、よくかき混ぜます。
この段階で、溶け切っていないワームがあったり、サラッとなっていなくぼってりした感じなら再び電子レンジで加熱して下さい。

サラッとしたのを確認して、ゆっくりと型に流し込んでいきます。


シャッドテール系のワームの様に、ヒレや尻尾など空気の抜けにくい部分がある場合は、空気が押し出されて抜けて行くように特にゆっくり流し込んでいきます。

まず、尻尾の様に細い部分があって、流れ込みにくいところから流し込んでいきます。
尻尾と胴体を繋ぐ細い部分まで流し込めたら、胴体の方へ流し込む位置を変更します。



ヒレの部分は空気が抜けにくいので、一度に流すと空気の出口がなくなりヒレの奥の方まで流し込めなくなってしまいます。
ゆっくりと空気を押し出しながら流し込んでください。




型すれすれまで流し込んで数秒すると少し上面が凹むので、さらに少し追加で流し込みます。
後は、溶けたワームが冷えて固まるまで待つだけです。



普通はこれで固まるまで待つだけですが、
私の場合は、フックが収まる部分を作っているのでシリコン型を2個使っています。

上の画像のような型を流し込んだ型の上に合わせてセットします。
セットしたら上から重しを乗せて固まるのを待ちます。


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完成

触ってやけどしないくらいまで冷めたら(5分位) 型から取り出します。
ホッカホカのオリジナルワームの完成です。

取り出した直後は、まだ柔らかく形も安定した状態ではないので形が崩れないように、平らなところで形を整えて完全に冷えるまで放置して下さい。
変な姿勢で放置すると曲がって固まったりします。
ちょっと机が汚くて恥ずかしいですね。
色々とこぼした跡があるもので…



最後に、バリなどがあればカットして整えてあげれば完成です。
目玉も付けれるように目の部分も作りましたが、1回付けただけでその後、全然付けてないですね(笑)
ワーム自体が消耗品ですし、付けてもすぐに取れてしまいます。




どうでしたか?
かなり簡単に出来ますね。
一度溶かして再度固めるので、元の素材の状態と少し変わりますが(色や固さ)簡単にワームが自作できます。
自作したワームで釣れた1匹は嬉しいですよ。

溶かすワームも、売れ残ったワームなどが安く売られていたりするので、そういうのを見つけたら買い込んでおくのもありです。
私も、某メーカーさんのワームが1袋180~200円で売られていた時に大量に買い込みました(笑)
電子レンジも、今後釣りの楽しみが広がったと思えば安い買い物だと思います。
(毎日使う訳ではないので置いておく場所の問題はありますけど…)
ハードルアーを作るより気軽に始める事が出来るのもいいですね!


順番がおかしいですが、その内ワームの型の作り方も説明したいと思います。


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