ルアー販売開始しました!

UVウレタンとセルロースセメントを混ぜたコーティング実験③

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いよいよ実験開始です!
まずは、耐熱テストですね。
色々と考えて、金属製の缶の中にルアーを入れて上から白熱電球で温めて実験する事にしました。
白熱電球は、かなり熱くなるので耐熱テストにはちょうどいいかなと思って。
熱がこもりやすいようにというのと、火事が怖いので金属製の缶を使用します。

こんな感じでルアーを放り込みます。
2個入ったのでどちらもUVウレタンとセルロースセメントを混ぜてコーティングしたものを入れます。



そして、おもむろに白熱電球を装着したライトを突っ込みます。

いきなりですが…
ここでもう白状してしまいます。
実はこのテストはもうこの段階で失敗していたんです。
突っ込んでしまった電球のせいで…

理由は後で話すとして…

このように油の温度を測る温度計も一緒に入れて温度もはっきり分かるようにしています。

写真を撮った時の缶の中の温度は約68℃です。
そしてこのあと70℃を超えたあたりで・・・

パチンッ!!

と嫌な音が発生!!

ライトを少し持ち上げて中を覗いてみるとコーティングが割れていました!

「まじかよ、70℃耐えられんのか!」
と思ってライトを消して取り出そうとルアーを掴んだところ・・・

「アツッ!!!!」

めちゃくちゃ熱い!
とてもじゃないが持てない・・・
アルミの部分に触れていた指が軽く火傷してしまいました…

「おいおい、これ70℃どころじゃないやろ!」

2分程放置して触ってみるとアルミはまだ熱かったですが、その他のところは触れるくらいになっていたので取り出してみます。
で、釣りの時に使っている水の表面の温度を測る温度計でルアーの表面を測って見ると64℃
2分も放置してまだ64℃もあるのか。
ライトを当てていた時は、いったい何℃あったのだろうか?
たぶん軽く100℃は超えていただろうなと思う。

よくよく考えてみると、そりゃそうだよなと思う。
白熱電球とか火事になるくらい熱くなるのに、それをルアーの上数センチのところから直接あてていたのだから、とんでもない高温だったことだろう。
ライトを中に突っ込んだ方が缶の中の温度が逃げにくいだろうと考えてやったのだが浅はかでした。
しかも、一度に2個もルアーを入れていたので2個ともダメにしてしまった。
1個ずつ試せばよかったです…

犠牲になったルアーです。

ただ、こうしてみると割れはしましたがシワが発生したりしていません。
耐熱テストとしては失敗でしたが、UVウレタンとセルロースセメントを混ぜてコーティングしてもセルロースの溶剤が残ったりはしていないようです。
吹き付け後30分で硬化させたやつも、24時間後に硬化させたやつも割れただけです。
(いや、割れてもダメなのですが今回は高温にし過ぎたという事で勘弁して下さい。)
今までの経験だと、溶剤が残っていたりすると割れたりせずにシワが発生します。
シワが出来ずに割れたという事は、きっちり硬化していたということになる気がします。
(割れる=硬い)
今回の耐熱テストは失敗しましたが、現段階では混ぜて使っても問題ないような気がしますね。
いまは、代わりにテストできるルアーがないのでここまでです。
メインのテストサンプルだったのですが残念な結果になってしまいました…



気を取り直して次はUVウレタン原液のみでコーティングしたルアーで試してみます。
先程の失敗を踏まえて、今度はライトを缶の外から当ててライトの光も少し傾けて直接ルアーに当たらないようにします。

今度は隙間に余裕があるので、中の温度とルアーの表面の温度を同時に確認しながら進めています。
中の温度64.8℃
表面の温度66.2℃
大体ですが同じくらいです。
これでも少しだけ表面の温度が高いですね。
この近辺で安定していたので40分くらい続けていましたが変化無さそうだったので終了!
本当は数時間くらい続けた方が実験としていいのでしょうが時間もないので終わります。

取り出して確認してみても特にダメージを受けたところはなさそうです。

UVウレタンと専用薄め液を使ってコーティングしたやつは車内放置テストの時にシワが発生しました。
その時のテストの時もUVウレタン原液のみでコーティングしたやつはシワの発生は無かったです。
ひょっとすると、このUVウレタンはかなり使えるやつではなかろうか?
いや、結論はUVウレタンとセルロースセメントを混ぜたやつのテストが無事に終わってからかな。

近いうちにまたサンプル作って試さないといけない…。
けど・・・
いま塗装できるルアーが無いんよね・・・

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