かなり煮詰まっている…
上手く出来たり出来なかったり、中々手強い。
問題はやっぱりウエイトなんだよな。
厚みが薄いからウエイトの配置がむずかしい…
シンキングタイプでボトムを這うように使うために作っているので、それなりの重さ(サイズ)のウエイトが必要です。
最初は、こんな感じでウエイトにガン玉を使用していたのだが見ての通り重心がかなり上の方に来てしまう。
この状態だと水中で何か障害物に当たっただけでバランスを崩してしまいひっくり返ってしまったりする。
巻くスピードを速めにしてもクルクル回転してしまう。
そこで今度はウエイトを出来るだけ下の方にする為に板オモリに変更してみた。
これでガン玉の時より良くなったのだが、それはあくまで上手く出来たときだ。
上手く出来ない時も結構あった。
理由は、写真のようにウエイトを設置する時は型を寝かせた状態なのでいい感じ(ぐちゃぐちゃですけど)に見えます。
しかし発泡ウレタンを流し込む時には型を立てなくてはいけません。
するとですね…
ウエイトが中心側に向かって傾いていたりするんですよ!
そうなるともうダメです…
しかも中が見えないので使うまで失敗かどうか分かりません。
失敗作でも、お腹側に板オモリを追加でペタペタ張ってなんとか使っていましたが
「これではダメだ!」
という事で改良版を製作することにしました。
なんと溶かした鉛を直接型に投入!
ついに強硬手段に出てしまいました。…
これで完璧な低重心になる。
しかし見た目はこんなだ…
しかも入れすぎて重くなりすぎた。
パーツを全て装着すると1ozくらいになってしまった…
型に直接鉛を流し込んでいるので、毎回重さが大きく変わる。
さらに、
「これではダメだ!」
という事で本気で改良版を製作することにしました。
改良版
まず、ウエイトの重心を出来るだけ下の方にする為にウエイトを薄くする。
これは、もう絶対条件です!
その為に型を使用して専用のウエイトを作ることにしました。
ただ薄くしただけでは軽くなってしまうので横方向に広げたウエイトを作ることにします。
ルアーの中でこんな状態で設置する予定です。
(薄い緑の部分がウエイトです)
ウエイトを固定する方法は真鍮プレートを使用して、出来るだけ下の方に設置できるようにする。
真鍮プレートが型で固定されるのでウエイトの設置が一定する・・・はずです。
今まで使っていた試作品はボトムで使用していたこともあって腹がこすれてボロボロになっていたので、真鍮プレートがルアーを保護してくれる目的もある。
取り敢えず方針が決まったので製作開始!
型から作り直すのだが一から作り直すのはもったいないので前回作った型を利用します。
まずは、CNCフライスを使って真鍮パーツを削り出します。
とりあえず必要なのは型用だけなのですが、ついでにウエイト用も一緒に削っておいた。
削り出した型用のパーツを前回作ったルアーの原型に接着剤でくっつけます。
これで後はシリコンを流し込めば改良版のシリコン型の完成です。
今日はとりあえずここまでです。
上手くいくといいけどね。
ただ実際にここまで作って思ったのは、真鍮プレートの出っ張りが少なかったような気がします。
型に埋まる真鍮プレートがこれくらいだと、ウエイトが加わると支えきれるか心配になってきました…
でも、あまり出っ張っているのも格好悪いし…
まあ、作ったもんは仕方ないですね。
やってみないと分からないですからね!
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