前回のパタパタ君1号は見事に失敗でした。
そこで、今回少しだけ改良した2号を製作しました。
1号は、ウエイトを上下の中心に設定していた為、上下の区別がつかなくなっていました。
そこで2号は、出来るだけ下になるように工夫しました。
ルアーの厚みが薄いので内部に収めるのは難しいので、取り敢えずこんな感じにしてみました。
お腹側に溝を掘って…
半田と半田ごてを使って…
ウエイト充填!
バルサや木材を使ってルアーを作る時に、半田は結構役に立つ場面があります。
三角や四角などの形状のウエイトにしたい場合などに、ウエイトを設置する場所にその形状の窪みを加工して半田を置いて溶かせば自然とその形になります。
1号と2号の比較。
全長を少し後方に長くしてラインアイの位置を変更。
1号では急浮上してしまったので、2号ではルアーの上側にラインアイを設置。
これで、水を受ける面がルアー上面になるので浮き上がりを押さえるはず…
リップしかないルアーみたいなもんかな。
正面から見たらこんな感じ。
中心を凹ませて、より水を受けやすくしてみた。
これでスイムテストをしてきた。
まだウエイトが足りなかったようで、フローテイングになってしまったが上下の区別はしっかりできてるみたいだ。
取り敢えず、ゆっくり動かしてみる。
「おっ!」
「潜っていった。流石リップだけのルアーや!」
潜っていったという事は、シンキングにしても1号みたいに急浮上してくることはなさそう。
・・・しかし
全くアクションしない!
すうーっと潜るだけ。
ちょっとだけ、動かす速度を上げてみた。
「おっ!」
「なんかアクションしているぞ。」
ただロッドに伝わる感触が、今まで使ったルアーでは感じたことのない感触…
色が黒で見にくかったが、よーく見てみると。
なんか上下に動いている。
上下といっても1号の様にケツを上下に振っているのではなく、ルアー全体が上下に動いている。
言葉では難しいので図にしてみた。
こんな動きです。
図では極端に描いていますが、こんな感じの動きです。
最初は潜っていくのですが、途中で上に向きを変えてまた潜るを繰り返します。
潜っていく時に重くなって、上に行く時に軽くなる感触がロッドに伝わります。
プルプル感ではなく、重くなる軽くなるって感じですね。
狙っていたアクションではないが、これはこれで結構楽しい。
偶然だが中々いいものが出来たと思っていたのだが…
世の中そんなに甘くない。
動かす速度を上げると滅茶苦茶ルアーが暴れる!
もう、しっちゃかめっちゃか状態。
使える速度の範囲が狭すぎるので、このままでは使い物にならないですね…
結構気に入った動きなので、これはこれでなんとか使えるようにしたいです。
現在、ハンドメイドルアーに付き物の産みの苦しみを味わっています。
コメント