羽根モノは、状況に合わせて羽根の設定を変更してあげると、使いやすさや魚の反応が変わることがあります。
ですので、初期設定の羽根の位置がベストの位置という訳ではありません。
自分好みに調整したり、状況に合わせて常に調整しながら使ってください。
羽根はアルミ製なので、簡単に設定を変更することが出きます。
色々、試してその時のベストを見つけて下さい。
使用上の注意
ラインは、アイに直結せずに必ずスプリットリングかスナップを使用して下さい。
製作過程でアイに細かなキズがあります。
各ねじ部は締めすぎにご注意ください、破損の恐れがあります!
使用後の注意
使用後はスプリットリングと真鍮プレートが接する部分、フックと真鍮プレートが接する部分(青い丸の部分)の水分を拭き取って保管して下さい。
長時間濡れたまま放置していると、「異種金属接触腐食」が発生します!
羽根のセッティング
ファーストリトリーブのセッティング
羽根の前面が下を向く方向に羽根の根元を捻ります。
その際、出来るだけ羽根の根元の方を持って捻って下さい。
もちろん限度はあるので、徐々に下を向けて調整して下さい。
左右の羽根が同じになるように調整して下さい。
お勧めはしないセッティング
羽根の前面が上を向く方向に羽根の根元を捻ると、少し水面下に潜ります。
V3タイプになってルアー重量がアップしたため、羽根を上向きに調整するとリップのような役割になってしまい潜ってしまいます。
裏ワザとして使うのはありかもしれませんがお勧めはしません。
羽根を捻る時は、下の画像の位置を持って捻って下さい。
少し捻るだけで結構変わりますので徐々に調整して下さい。
羽根の開き具合のセッティング
羽根の最後尾の曲がっている部分を外側に曲げると大きく開きます。
内側に曲げると開きが小さくなります。
少しくらいなら羽根を直接下に押し下げても大丈夫です。
巻く時のロッドの角度
ロッドを立てて巻いた場合と、寝かせて巻いた場合は巻き感が変わります。
立てて巻くと軽く感じ、寝かせて巻くと重く感じます。
ルアーが引っ張られるときの角度が変わる為、羽根にかかる抵抗が変わってしまうからです。
ルアーのアクションも変わります。
どちらが良いとかは、ありません。
V3タイプ
仕様変更されたV3タイプはアイの部分が真鍮プレートに変更されています。
ラインアイは穴が三つ空いていますので、お好みに合わせて使用する穴を使い分ける事が出来ます。
一番上は、音が出やすくファーストリトリーブよりのセッティングです。
一番下は、音が抑え気味になりスローリトリーブよりのセッティングになります。
おすすめのフックセッティング
基本的には、ご使用上問題が無ければ好きな種類サイズを使って頂いて構いません。
フロントフックに関しては、フックが羽根やジョイントに絡むのを減らす為に、大きめのダブルフックをフックポイントが前(頭側)を向くように取り付けてのご使用をお勧めします。
①は、どちらの穴を使って頂いても構いません。
②は、基本ダブルフック用です。
④は、アピールアップのために何か付けたい時用に穴をあけています。
おすすめセッティング
- ①にダブルフック(#2)フックポイントが前を向くようにセット、③にトリプルフック(#3)
- ①②にダブルフック(#2)①はフックポイントが前を向くようにセット、②は普通にセット
- ①③にトリプルフック(#3)
フロントフックにトリプルフックを使用した場合、フックが羽根に引っかかるトラブルがたまに起こります。
これは、真鍮プレートが大きく動いてフックの可動範囲を広げているので、どうしても避けられないです。
主に着水時にドボンッ!となった時に発生しやすいですね。
キャストが上手い人なら大丈夫かもしれません。
ストレスを感じる方はフロントフックのみでもダブルフックに変更していただくと、かなり改善されます。
私の普段のセッティングは、フロントフックはピアスダブル(#2)、リアフックはピアストレブル(#2)です。
メーカーが違うと同じ番手でも微妙に大きさが違うので、あくまでも参考です。
真鍮プレートにスプリットリングを取り付けるのは、少し大変なのでダブルフック2個が一番楽かもしれません。